私たちは、口にした食べたものでできている。日本人は塩分とり過ぎだそうです。じゃどうする?
ここ1年程なんですが、塩分に関しては「減塩していこう。日常的に気をつけよう」と意識しています。
もともと薄味派でしたが、以前と比べ、更に薄味になれてきたように思います。
「慣れ」なんですよね。
そして塩分を意識しているせいか、外食では「おいしいけど、ちょっとが塩辛いなあ」と思うことが多いです。
お惣菜を自分で取っていく食堂形式のお店に行きますが、そこでも(特に夏場は)「全体的に塩分がちょっとお多いかな」と感じることが多くあります。
お腹を壊さないように、お惣菜を長持ちさせるためにという、お店側の理由も分かるんですけどね。
それでもちょっと、必要ない塩分は取りたくないよなあ。美味しいんだけどね。
また、できたてのフランスパン。
おいしい。でもやっぱりちょっとしょっぱい。と感じる。
満足だけど、ちょっと残念。
そんな中、1冊の本と出会いました。
本日読んだ本は、医学博士・管理栄養士である本多京子氏の新書「塩分が日本人を滅ぼす」です。
知ってました?
WHOが推奨する1日の塩分摂取量は、5g未満なんだそうです。
この基準だと、平均11gの塩を摂っているといわれる日本人には厳しい量ですね。
WHOの塩分摂取の新ガイドライン。
本書を読めば、「現代」の私たちの食の現状が見えてきます。
そして、「見えない塩」の危険を警告する著者が、塩分はなぜ体に悪いかを説明しています。
ん〜。果たして、WHO推奨の5g未満なんて、可能なんだろうか??
安心してください。
ちゃんと本書では、美味しく減塩するコツや方法も具体的に提案しています。
すぐに日常に取り入れられることが多く、できるところから早速試したいものですね。
酸味には塩味を強く感じさせる特徴があるそうです。
以前にそういったことを聞いてから、私は日常的に「カボス」を積極活用しています。柑橘系の果実です。
カボス果汁やカボス果実をばんばん料理にかけちゃいます。
よい香りがするし、やってみると分かるんですが、確かに酸味が塩味を強く引き立ててる様に思います。
結果、塩分が少なくても味気ないと思わなくなり、食事に満足できます。
カボスはお値段もそんなにしませんので、日常的に使えちゃえますよ。
お試しあれ。
今回本書を読んで再認識したことは、
「我々は、口にした食べたものでできている。」ということ。当たり前のことなんですけどね。忘れがちです。だから気にかけよう。
外食では多くなりがちな、塩と砂糖と油をいかに控えるかということを意識し、
これまで以上に、ハーブやスパイスを積極的に活用していこうと再認識。
近所に「塩分5g以下食堂」そんな食堂あったら助かるなあ。
(もちろん「1日の摂取量が5g」なので、1食で5gあったら数値的にまずいんですが、、。)
お昼のランチに、減塩を意識した食堂が近所にあったら、助かります。
テーブルには「カボス」果汁が置いてあり、「ご自由におかけください」と。
そして、壁に写真やスクリーンでの動画などを活用して、メニューごとの塩分量などを明記し啓蒙。そして例えば「サバの味噌煮」を注文したら、塩分を計算し、一緒におすすめの自宅での減塩夕食メニューを、データなどで提供したりして、家庭を巻き込んでの減塩を啓蒙。安心して外食できるなあ。
読書しながら、そんなこと思ったりしました。
最後に、本書から常に意識したいと思ったフレーズを引用させていただきます。
「いただきます」は食材を提供してくれた動植物などの命に対して感謝を表すもの。
「ごちそうさま」は「ご馳走様」と書きますが、あちこち走り回ってくれた人たちすべてに対して感謝する言葉
「生きることは食べることから始まる」