新たな視点を手にしよう。『人生を変える南の島々。アジア編』
著者は言います。
“近年、世界は新興国に注目し、いくつかの国ではバブルが沸き起こっている。だが、それは国家単位で物事を見る20世紀的座視ではないだろうか。”
見開きのアジア島々の全体マップを眺めながら、ただのガイドブックではないことに気づきました。
今回の書籍は、世界中を駆け巡る著者・高城剛さんが作ったガイドブック。
著者がアジアに点在する100以上の島々を実際巡り、独断的に島々をリストアップしたものです。
先ず、もの作りとはこういうことだなと。しっかりと著者自身が島々を巡り、自身の目で見て写真を撮る。そしてありきたりのガイドブックではない視点で書かれています。また本全体のデザインも美しいんですよね。
所々に差し込んである写真が美しく、できれば液晶の大画面で眺めていたいと思うくらいです。いや、ほんと。
本のカバー裏には、写真撮影に使った機材の紹介があり、旅や写真が好きな人には参考になるでしょう。
本書では、アジアの計27の島々について書かれています。
当然初めて聞く島の名前もありました。
多分一般的なガイドブックではあまり扱われていない島もあると思います。
世界中を旅している著者の視点で書かれた島々を紹介する文章は、次の未来へのヒントとも感じるものがありました。
基本ガイドブックですが、何度も手が止まり考え込むことがありました。
そんなガイドブックは初めてです。
「南の島・アジア」と聞いて、その響きにワクワクと胸躍るのは私だけではないでしょう。
人によっては生命力に溢れた自然の孤島を思い浮かべ、
また、人によっては高級リゾートの白いビーチを想像したりしますね。
それぞれの島では、それぞれの地域の思いや考えとともに、ある島は開発が進み、ノスタルジックな風景は減少していっているようです。
またある島は本来の島の価値に気づき、入島制限をしていくという方向に舵をきったりも。
アジアの都市部が年々大きな変化を続けていますが、
同じようにアジアの南の島々も、変化の中にいるんですね。
本書を眺めるうちに、きっと気になる島が見つかると思います。
私も何カ所か行きたい場所ができました。
早いうちにいこ。
こちらはヨーロッパ編。
Kindleだと旅先で便利ですね。
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最後まで読んでくださってありがとうございます。